物件を探す際の重要なポイントの一つに、「収納」があります。
スペースが許す限り、収納容量は多い方がありがたいですよね。
そんなとき、戸建ての物件であれば「床下収納」を考えてみるのはいかがですか?
ここでは、戸建て物件の購入を考えている方にぜひ知っておいてほしい、床下収納のメリットとデメリットについてご紹介していきます。
キッチン以外も設置可能!戸建てに床下収納をつけるメリットとは
住宅には、建築基準法により「床下は基礎となる地面から45cm以上あけなければいけない」という決まりがあります。
そのスペースを利用したものが床下収納です。
多くの場合、シロアリの発生や排水管の不具合などを確認するために設けられている点検口を利用して設置されています。
床下収納のメリットとしては、単純に収納力が向上するだけでなく、床下に設置することで「収納スペースを確保しても生活スペースに干渉しない」「視覚的に気にならない」という点が挙げられます。
キッチンに設置される場合が多いのですが、洗面台や和室にも取り付けは可能です。
特に和室では、畳の下1畳分のスペースをまるまる収納に活かせる大容量の収納庫もあります。
また、床下のスペースが少ない二階であっても、深さがない代わりに間口が広い収納庫を設置することでスペースを有効活用できます。
戸建てに床下収納は必要なのか?デメリットにも目を向けよう
ここまで床下収納のメリットをご紹介してきましたが、デメリットにも目を向けてみましょう。
多くの方が最初に実感するデメリットは「物が取り出しにくい」という部分ではないでしょうか。
物を出し入れする際にしゃがまなければならないため、クローゼットや食器棚などに比べると不便さを感じるかもしれません。
たまにしか使わないものや洗剤などのストック入れとして活用することをおすすめします。
ただし重いものを入れると取り出す際に腰への負担が大きいので、注意してくださいね。
また床下収納には、湿気がたまりやすいというデメリットもあります。
特にキッチンなどの水回りの床下には湿気が多いので、しっかり対策をしておきましょう。
方法としては「除湿剤を入れる」「新聞紙を敷く」「通気口のついた収納庫を選ぶ」などが効果的です。
まとめ
日々を過ごす家のなかは、できるならば物を少なくして美しく保ちたいもの。
しかし実際は少しずつ物が増えて、いつの間にか収納場所が足りなくなっていたりしますよね。
収納するものによっては、床下収納はスッキリした空間づくりの強い味方になります。
戸建ての購入を検討されている方は、床下収納にも着目して選ばれてはいかがでしょうか。