気に入った物件の前面道路が「位置指定道路」の場合、ちょっと待って!おさえていただくこと!ございます!
①位置指定図を入手!
役所の建築を担当する部署へ行き、位置指定図(あるいは位置指定申請図)を閲覧、コピーすることが出来ます。認定日、認定番号、道路の長さや幅員などが記載されています。
②必ず位置指定図と現地をメジャーを使ってしっかりと照合します。
特に認定日が古いときには図面と現地が異なる場合があります。私道の気軽さから、時の経過とともに勝手きままに利用され図面とは似ても似つかなくなっていることがあります。
このような場合、建築確認時に位置指定道路全体について本来の正しい道路位置を復元することが求められることがあります。また外観上は位置指定道路に接道しているように見えても、図面上は接道していない場合があります。突き当り手前の数m部分は個人の敷地ということがありその使用をめぐって近隣トラブルになりかねません。
③法務局発行の登記簿謄本を入手!
位置指定道路は私道としてそこに接する敷地所有者全員の共有になることが一般的です。この共有持分が特定の人に偏っていたり、一部の人の持分がなかったりする場合は通行や掘削など、利用に関する紛争に気をつけましょう。