国土交通省が令和4年3月22日に公表した公示地価。
千葉県内の全地域の平均は前年比1%増となり9年連続上昇しました。
上昇率はコロナ前の水準に戻りつつあるようです。
【住宅地】
外出自粛にともない自宅で家族と過ごす時間が長くなり、住宅購入意欲が高まり、マイホーム購入の決断をされた方が増えました。
需要増により幅広い地域で地価が上がりました。
とくに浦安市、袖ケ浦市、木更津市の上昇率が高くなりました。
リモートワークが定着し都心への交通のアクセスの良さや周辺に商業施設が充実していることが要因とのこと。
それと、まだ低金利で住宅ローンを組めることが後押ししているようです。
【商業地】
遠出せずに近所で買い物をする方が増えて商業地は駅近や幹線道路沿いが地価上昇。
とくに船橋市の上昇率が顕著です。
都心のオフィス街のような新型コロナの影響は限定的とのことです。
一方、成田市は入国制限によるインバウンド減少により、下落になっております。
【工業地】
市川市の上昇率が最大。
白井市、松戸市も上昇率が顕著です。
新型コロナの影響でネット通販が浸透し物流用地の需要が増えたためとみられております。
県東部や南部の地方圏では前年より下落した地点数が横ばいや上昇した地点数を3年連続で上回ったとのこと。
リモートワークに適した都心へアクセスの良い地域は地価が上昇したが観光地などはインバウンド消失により下落。