国土交通省の「マンション総合調査」によると完成年次が古いマンションほど管理費等の滞納があるマンションの割合が高くなる傾向があります。
管理費等の滞納があると、維持管理や長期修繕計画に支障をきたしマンション全体の価値が低下する、といった悪循環に陥いるリスクがあります。
管理会社から「重要事項にかかる調査報告書」を取り寄せて滞納の最新状況の確認が必要です。
また次回大規模修繕工事に見合うだけの額が積み立てられているか、管理組合が大規模修繕工事のために借入れをしているか否か、借入れをしている場合、適正な返済計画ができているのかの確認が必要です。次回工事で金額が足りず、各区分所有者から一時金を徴収する可能性もあるためです。
また直近の「管理組合総会議事録」や管理組合理事会議事録」を閲覧し管理費等の値上げ計画が議題に上がっていないかどうかを確認する必要があります。
現地目視による共用部分の管理や修繕の状態なども重要な調査項目です!